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PII

個人を特定できる情報 (Personally Identifiable Information)

概要

PIIは、お客様がFanplayr 360に取り込む個人を特定できる情報であり、セキュリティ上の理由から特別な取り扱いをしたいと考えるデータです。これには、氏名、メールアドレス、電話番号など、個人を特定するために使用できるデータや、社会保障番号、納税者番号など、保存すべきではないデータが含まれます。

Fanplayr 360では、PIIレベルが「Low」または「Medium」のPII属性は、PIIにアクセスできるユーザーに限定され、ユーザーがこの情報にアクセスすると記録が保存されます。

INFO

プロファイル識別子はPIIとしてマークできませんが、それらを表示するにはユーザーのPIIアクセスが必要です。

PIIの設定

データ辞書で、Fanplayr 360が追跡する任意の属性のPIIレベルを設定できます。

PIIレベル

  • None: 属性はPIIではありません。


    これはデフォルト設定であり、ほとんどのデータに使用しても問題ありません。

  • Low: 属性値は個々のユーザーが閲覧することを制限されますが、フィルターの候補として利用可能です。
    インサイト、オーディエンス、自動化、またはエクスポートでフィルターを追加する際、このデータは候補として表示されます


    プロファイルを表示する際、PIIアクセス権を持つユーザーは、このレベルのPIIデータの表示を要求できます。
    PIIアクセス権を持たないユーザーは、PIIフィールドをエクスポートに追加できません。

  • Medium: 属性値は個々のユーザーが閲覧することを制限され、フィルターの候補として利用できません
    プロファイルを表示する際、PIIアクセス権を持つユーザーは、このレベルのPIIデータの表示を要求できます。
    PIIアクセス権を持たないユーザーは、PIIフィールドをエクスポートに追加できません。

  • High: 属性値は、生の値が保存されないように一方向ハッシュ化されます。
    ユーザーはこれらの属性をエクスポートやデスティネーションのフィルターや出力として選択できません。値は表示される際に常にハッシュ化されたままです。
    これらの値は、フィルターやプロファイルで表示することはできず、エクスポートされたり自動化に送信されたりすることはありません。

INFO

一度設定した属性のPIIレベルをダウングレードすることはできません。

PII制限

属性をフィルターとして使用する場合(インサイト、オーディエンス、自動化、エクスポート):

  • Low - フィルターとして選択し、値の候補を表示できる
  • Medium - フィルターとして選択できるが、候補は表示されない
  • High - 無効

属性を出力として使用する場合(デスティネーションオーバーライドによる自動化、デスティネーション定義、エクスポート):

  • Low - ユーザーがPIIアクセス権を持っている場合のみ
  • Medium - ユーザーがPIIアクセス権を持っている場合のみ
  • High - 無効

顧客プロファイルとインサイトの可視化およびテーブル:

  • Low - PIIアクセス権がない場合、**として表示
  • Medium - PIIアクセス権がない場合、**として表示
  • High - 常に**として表示。インサイトでは、ハッシュ値で集計(例:個別カウント)を許可する。

エクスポート

PIIアクセス権を持たないユーザーは、PII出力属性を参照するエクスポート定義をダウンロード実行作成/更新することはできません。